助産師の1日

Instagramの方でアンケートをとった結果、助産師の仕事内容について需要がありそうだったので、今日はこのことについてお話ししていこうと思います。

助産師の日常〜分娩係編〜

分娩係の日はその名の通り、お産を介助する日です。時間帯にもよりますが、基本的には分娩開始(陣痛間隔が10分)〜分娩終了2時間後(赤ちゃんが生まれてからの2時間)までを受け持ちます。予定の帝王切開があれば手術に入ってベビーキャッチをします(生まれた赤ちゃんの体を拭いたり、きちんと自分で呼吸出来たりしているかのチェックをする)。
お腹の中にいる赤ちゃんが本当に異常なく元気なのかということは、生まれてみないとわからないことなので、いつもヒヤヒヤします。わたしは緊張性頭痛持ちなのですが、分娩係の日は本当に緊張するので、勤務が終了した後は頭痛に悩まされています(笑)
ほかにも中期中絶(妊娠12週〜21週)は手術ではなく、陣痛促進剤を使って赤ちゃんを産んでもらう処置になるので、この処置の方が入れば受け持ちます。


助産師の日常〜母児同室係編〜
母児同室係はその名の通り、ママと赤ちゃんを受け持つ係です。
朝の申し送りが終わるとすぐに赤ちゃんの体重測定やら全身状態の観察やら沐浴やらを終わらせます。そして体重と授乳状況をみて、ある程度の授乳プランを一人一人考えます。そしてママのところに行って全身状態やおっぱいの状況を確認して、ママと相談し1日の授乳プランを決定させます(これがなかなか大変)。
わたしの病院は母乳推薦しているので、必要じゃない限りミルクは足しません。なのでこの係は主におっぱいのケアをしています。
そのほかにも、沐浴指導や産褥指導もします。
結構忙しいので、この係になるとほとんどナースステーションにはいません(笑)
わたしはおっぱいが奥深くておもしろいな〜っと思っているので、割とこの係は好きです(.アセスメント力はめちゃめちゃ問われますが)。

助産師の1日〜婦人科、内科編〜
わたしの病院では婦人科疾患で手術する方や(子宮筋腫や子宮脱など)、1日の検査入院(大腸ファイバーなど)の内科入院の方も入院しているので、主にこの方たちを受け持ちます。妊娠12週までの中絶手術する方や帝王切開の方もこの係が受け持ちます。主に手術や検査の出し迎えをします。他の係に比べると比較的点滴をしたりという処置が多いです。中絶処置や内科入院の方は、処置当日に入院して、処置が終われば退院してしまうので、割とバタバタします。1日に何回も手術室に行くので、手術室の看護師さんたちと仲良くなれます。
わたしの病棟は助産師だけでなく、看護師さんもいるので、この係は看護師さんがすることが多いです。

助産師の1日〜外来編〜
わたしの病棟の隣には産婦人科外来もあるので、外来勤務のときもあります。
主に先生の診察の補助につきます。先生によって診察の方法や使う器具なども違うので、まあまあややこしいです。

そのほかにも、電話対応(育児相談やおっぱいのこと、陣痛きたかも!?の相談など)や、退院して1週間したら病院に来てもらって、赤ちゃんがきちんとおっぱい飲めているか、おっぱいにキズは出来ていないかの産後のフォローをしたりします。



助産師の1日〜準夜、深夜勤編〜
おまけに準夜と深夜勤務の仕事内容も書いておきます。
日勤の仕事内容とあまり変わりませんが、3人しかスタッフがいないし、月の影響か深夜勤帯にお産が多いので、まあまあ忙しいです(やっぱり満月前後や新月にお産が多い)。
わたしの病院は母児同室ですが、ママが休めていなかったりすると赤ちゃんを預かってお世話することもあります。預かる子はよく泣く子が多いので、2時間ぐらいはずっと抱っこしっぱなしの時とかもあります(笑)(可愛いから全然いいけどね♡笑)

助産師の仕事内容はこんな感じです。
助産師を目指してる人や興味がある人に少しでも参考になれば嬉しいです。
なにか質問がある人や具体的に聞きたいところなどあれば、遠慮なく聞いてください。

ではまた次の投稿で。




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